今さらですが・・・シミには種類があることを知っておくと良いです! [シミ・美白]

☆ シミには種類が
  あることを知っておく ☆

◎ 茶色や黒色をした
  肌の上にできた気になるモノ

 シミというのは医学的な言葉ではないので、
厳密な定義はありません。顔にできた、茶色
っぽく見えるものなら、なんでもシミと
呼ばれるので、皮膚科から見るとホクロやイボ
に相当するものでも、「シミ」と呼ぶ人もいます。
 つまり、「肌の上に、正常な皮膚色とは別のもの
(おもに茶色か黒色)が発生し、美容上問題に
なったもの)を一般的にはシミと呼んでいるようです。
そして、それらを医学的にいうと、だいたい6種類に
分けられます。
 まずは、自分のシミがどれに当たるのかをチェック
してみましょう。ただし、ホクロやアザ、ウィルス性
のイボなどをシミと間違える場合もよくあるので、
判断が難しいときは、美容皮膚科に相談しましょう。

※ ホクロを取る
顔のホクロをとるときは、炭酸ガスレーザーを使うのが
一般的です。痕も残らず、きれいにとれます。大きな
リスクはないですが、手技が悪いと、痕がへこんだり
ということはあるようです。からだのホクロは、レーザー
ではきれいにとれないため、通常は切除します。

☆ 美白成分が効かない
  シミがあることを知っておく ☆

◎ 万能ではない美白成分。
  予防的に、早めに使うこと

 シミのなかにも美白化粧品が効くものと、効かないもの
があります。美白化粧品が効くのは、老人性色素斑
(初期のもの)、炎症性色素沈着、肝斑です。
 女性が気にするシミのほとんどは老人性色素斑ですが、
これに関しては、ごく初期の、見えるか見えないか程度
の薄いものにしか美白化粧品は効きません。「シミが
できた!」と思って美白化粧品を使っても、思ったように
効果がえられず「美白化粧品なんて効かない」と思って
あきらめてしまうのはこのためです。
 しかし、美白化粧品に効果がないわけではなく、きちんと
した使い方をすれば効果は現れます。
 まず、美白化粧品は「予防的に使うもの」と心得ること
です。老人性色素斑は、個人差はあっても40代くらいに
なれば誰にでもできるものです。そこで、シミが実際に
でき始めるのを待たずに、もっと早くから美白化粧品を
使う方がよいのです。30代になったころから使い始める
のが理想的です。
 予防的に使うものですから、美白化粧品は部分的ではなく
顔全体に、毎日使って、長く続けられるものをえらぶことも
大事です。

※ 老人性色素斑と美白成分

老人性色素斑は、メラニン色素が過剰になっているだけでなく、
表皮組織そのものが変化した状態です。実際、老人性色素斑
ができた人の皮膚を顕微鏡でみてみると、日光によって変性した
表皮細胞の集団がみられます。さらに、紫外線があたり続けると、
そこから腫瘍ができることもあります。美白成分は、メラニン
色素の産生をおさえることはできますが、変性した表皮細胞
を元に戻すことはもちろんできませんので、老人性色素斑には
あまり効果がないのです。

☆☆ シミの種類  ☆☆
①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

 どんなものか
 「シミ」といわれるもののなかで、もっとも多いのがこれです。
 日光性黒子ともいい、紫外線の影響でできるものです。おもに
 頬骨の高い部分に、1センチ大くらいまでの丸い色素斑ができ、
 はじめは薄い茶色をしていますが、次第に濃くはっきりとして
 きます。何年もたつうちに降起してくることがあり、②の脂漏性
 角化症になっていくものもあります。

 治療法
  はっきりしてきたものは、レーザー治療でないととれません。
 ごく初期のものなら、美白化粧品も有効です。

②脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

 どんなものか 
  ①の老人性色素斑から次第にイボのようにもりあがってきたものを
 こう呼びます。よくみると、表面はボツボツとしています。
 手の甲などにできる茶色いシミも、これに相当するものが多いです。  

 治療法
  レーザー治療でないととれません。

③雀卵斑(じゃくらんはん・ソバカス)

 どんなものか
  一般的には小さいシミのことをソバカスと呼んでいますが、厳密には
 遺伝的なもののみソバカスといいます。10代のころからでき始め、
 小さい茶色い色素斑が、鼻を中心にちらばるようにできます。(鼻
 に多くできるのが、①との違いです)。よく見ると、シミのひとつ
 ひとつが、丸というよりは三角や四角い形をしています。白人には
 とても多いのですが、日本人でも色白の人に比較的多く見られます。

 治療法
  レーザーで治療すればきれいにとることができますが、
 美白化粧品の効き目はあまりよくないようです。

④炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

 どんなものか
  ニキビ痕や傷の痕などが、茶色くシミになって残ったものです。足に
 できた虫刺されがしばらくシミのようになって消えないことがありますが、
 それも同じものです。また、ムダ毛を毛抜きで抜いていると、毛穴のまわり
 が黒くなることがありますが、これも色素沈着です。無理に抜くことで
 毛穴が炎症を起こしているのです。炎症性色素沈着になると「痕が
 残った」と、心配する人が多いのですが、時間がたてば消えることも
 あります。ただし、消えるまでに2~3年かかることもあり、また、
 その間に日焼けしてしまうと消えなくなることもあります。

 治療法
  早く消すには、ピーリングがとても有効です。また、美白化粧品を
 併用することもおすすめです。

⑤肝斑(かんぱん)

 どんなものか
  頬骨の部分に、モヤモヤと左右対称にできることが多く、
 色は茶色、灰色などさまざまです。鼻の下や額に出ることもあります。
 肝という字を使いますが、肝臓とは関係なく、女性ホルモンの
 バランスがくずれた時にできるといわれます(男性には
 ほとんどできません)。そのため、妊娠中、ピルを服用したとき、
 また更年期の人によく見られます。

 治療法
  レーザー治療は不向きで、トラネキサム酸という薬を数カ月
 服用すると、薄くなることが多いです。ピーリングや美白化粧品
 も有効ですので、内服と併用すると、より早く効果が現れます。

⑥花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

 どんなものか
  海などで急に日焼けしたあとに、肩から背にできる小さなシミで、
 よく見ると花びらのような形をしています。
 
 治療法
  レーザー治療が確実で、そのほかの方法で消すことは難しい
 ようです。

※レーザー
レーザーとは、単一の波長をもつ光を発する機械です。光というものは、
電磁波という波の一種ですが、その波長によってさまざまな作用を
人体に与えています。普通の、電球の光や太陽の光などは、幅広い
波長をもっていますが、専用の発光ようにつくられたものが
レーザーです。目的の波長をだすために、いろいろな発光源を用いた
レーザーがいくつも開発され、シミ用、脱毛用、その他歯科、眼科、
麻酔科等、さまざまな分野で使われています。


☆「美白っぽいもの」ではなく、
 「美白成分配合」のものを選ぶ

◎シミをなんとかしたいなら「美白成分」
 が欠かせない

 たくさんある美白のための化粧品の中から、ひとつを選ぶのは、
とても難しいように思えます。使い心地や価格も大切ですが、
なによりも大事なのは、「美白成分を含んでいる」ということ
です。あたりまえのようですが、なかには美白成分を満足に
含んでいなくても、「ホワイト○○」のような名前をつけて、
美白化粧品のようなイメージで売られているものもあります。
 「よくわからないけれど、美白っぽい化粧品を使っています」
という人が多いのですが、それでは確実な効果は期待できませんので、
注意しましょう。


医薬部外品は通常、美白成分を含んでいますが、そうでないものの
場合は、裏書きなどを見て、美白成分がきちんと配合されているかどうか、
確認をしましょう。

◎メラニン色素の量を減らすように
 働くのが美白成分

 そもそも、美白成分とはどんなものなのでしょうか?
 メラニン色素がつくられる際に肌の中で起こる反応を、
どこかで抑えるものが美白成分です。つまり、メラニン色素工場の
歯車に、どこかでブレーキをかけるものと思ってください。
どの歯車に作用するかで、美白成分は以下のように分けられます。



●チロシナーゼ酵素を阻害するもの
 チロシナーゼという酵素の働きを邪魔します。現在市販されている
 美白化粧品のほとんどが、これに該当します。

●エンドセリンを阻害するもの
 エンドセリンという情報伝達物質の働きを邪魔します

●プロスタグランジンを阻害するもの
 メラニン色素生成に関わる表皮伝達物質のひとつである
 プロスタグランジンを抑制します。

●そのほか
 メラニン色素をつくる際に働くDNAに働きかけるものや、
 チロシナーゼ酵素自体がつくられるのを防ぐなど、
 いろいろな段階で効果を発揮する美白成分が開発されています。

 ここでわかるように、美白成分というものは、これからつくられる
メラニン色素を減らすように働くものです。今、肌にあるメラニン色素
を分解するわけではありません。したがって、できてしまったシミを
消すというよりは、これからできるシミを予防するという働きのほうが
メインになります。

※メラニン色素の生成

①紫外線が表皮細胞に当たると、表皮細胞からエンドセリン
 (ETと略される)という情報伝達物質が分泌されます。

②エンドセリンがメラノサイトに伝達され、メラノサイトの中で
 メラニン色素がつくられます。
 この際、チロシナーゼという酵素が働きます。

③メラニン色素がメラノサイトから分泌されます。

④分泌されたメラニン色素は、表皮細胞にとり込まれます。

美肌スキンケア
http://rakumoney17.com/
 
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